日本学術会議ニュース・メールNo.892

2024/08/30

日本学術会議

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【開催案内】公開シンポジウム「フューチャー・デザイン2024」
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【主催】日本学術会議経済学委員会・環境学委員会合同フューチャー・デザイン分科会、一般財団法人キヤノングローバル戦略研究所
【共催】大学共同利用機関法人人間文化研究機構総合地球環境学研究所、京都先端科学大学フューチャー・デザイン研究センター、一般社団法人フューチャー・デザイン
【日時】2024年9月14日(土)10:00-18:10、9月15日(日)10:00-17:10
【場所】オンライン(Zoom)
【参加費】無料
【定員】300人
【事前申込み】要 
  https://forms.gle/9W5ezCcFpd7MwxYb8
【開催趣旨】
 世界に目を向けると、ロシアによるウクライナ侵略、イスラエル・パレスチナ情勢など、世界の指導者は利己的な目先の利害を最優先して戦争や侵略を厭わないようです。さらには、20世紀の半ば頃から将来世代に重荷を背負わせる「将来失敗」が加速しています。「地球の限界(プラネタリーバウンダリー)」の研究者は、炭素、窒素、リンの循環、生物多様性などは、もう元に戻ることのできない限界(ティッピングポイント)を超えてしまったと警告しており、環境の「将来失敗」は取り返しがつかないところまでたどり着こうとしています。
 しかし、私たちは、「目先の利益を差し置いてでも、将来世代のしあわせを目指すことでしあわせを感じる」という性質を持っているのではないのでしょうか。これを「将来可能性」と名付け、フューチャー・デザイン(FD)は、「将来失敗」を回避するために、私たちが「将来可能性」を発揮できる社会のデザインを目指しています。
 このような背景を持つ本シンポジウムはすでに6回開催されていますが、「フューチャー・デザイン2024」では、大学教育におけるFD実践のためのコンソーシアムの設立、ウェールズやデンマークでのFDセッションの実践、FDを自治体(岩手県矢巾町)の基礎とする「フューチャー・デザイン条例(仮)」の制定、長野県社会福祉協議会におけるFD,FD実践のためのマニュアルの作成など、最新のFD活動における多様なテーマと共に個別の報告を予定しています。
【プログラム】
https://www.scj.go.jp/ja/event/2024/369-s-0914-0915.html
【問い合わせ先】
FD2024事務局
メールアドレス: minami.sachiko(a)canon-igs.org ※(a)を@にしてお送りください.
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【照会】国際学術会議(International Science Council:ISC)からのパレスチナ科学者への人道支援要請について
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 2024年7月26日、国際学術会議(International Science Council:ISC)よ
り、一時的に海外への避難を余儀なくされているパレスチナ(ガザ及びヨルダン川西岸)の科学者を対象とする支援に関し、情報提供の呼びかけがありました。ISCはパレスチナの科学者を対象とする支援情報をISCホームページ(下記)で公表しています。大学や研究機関等で支援策がある場合には、日本学術会議事務局国際業務担当(下記問い合わせ先)にお知らせください。いただいた情報は、ISCに報告いたします。その後、支援情報がISCホームページ(下記)に掲載される見込みです。
  1.支援の提供
   ガザの科学者を支援するリソース、プログラム、イニシアティブ。例えば、フェローシップ助成、奨学金、研究助成金、避難に必要な資金の財政的援助等。
  2.支援の呼びかけ
   国際的な学術団体が、ガザの科学者の支援のために行う支援策の提案。
【パレスチナ人科学者を対象とする支援情報(ISCホームページ)】
https://council.science/news/supporting-at-risk-and-displaced-palestinian-scientists/?utm_source=MembershipUpdate&utm_medium=email&utm_campaign=20240801MU
 また、上記以外に、既に日本にいるパレスチナ人研究者や留学生への支援に関する情報があれば、お知らせいただけますと幸いです。
【問い合わせ先】
下記フォームに必要事項をご記入の上、ご送信をお願いいたします。
https://form.cao.go.jp/scj/opinion-0279.html
情報提供の締め切りはございませんが、2024年9月30日までに提供いただければ幸いです
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