第23回15年戦争と日本の医学医療研究会
会 場 東京大学医学部2号館本館1階小講堂(地図参照)
資料代 1000 円
招待講演(11:05-12:05)
朝鮮植民統治と医学教育(仮題)
韓国・源進職業病管理財団・理事長 朴 賢緒
特別演題(13:05-15:15)
731 部隊の秘密を追って
ジャーナリスト 西里 扶甬子
<構成>
1.なぜ「731 部隊」を追うようになったか?(5分)
2.テレビ・ドキュメンタリー番組上映(50分)
「細菌戦部隊 731 は生きている」1984年のITVの番組の一部(貴重なサンダース博士の証言)や演者が提供した多くの資料(写真やインタビュウテープ)も使われています。
3.講演:奉天捕虜収容所で何があったか(60分?)
-POW(Prisoner of War)とは?
-奉天俘虜収容所の捕虜
-バターン死の行進(Bataan Death March)の生き証人
-日本軍の捕虜であるということ:トラウマに満ちた恐怖の体験
ささやかな親切が生きる支えに。
-731 部隊は捕虜収容所で何をしたのか。
-遼寧省瀋陽:62 年目の再会(Reunion)と捕虜収容所ミュージアム
<演者プロフィール>
北海道札幌生まれ。北海道大学英米文学科卒業後、北海道放送アナウンサー室入社。
報道部を経てオーストラリア放送へ転職。 メルボルンからの日本向け短波放送(ラジオ・オーストラリア)のアナウンサー・翻訳者として3年間勤務。メルボルンで出会った日本人男性と、1976 年留学先のロンドンで結婚。1977年帰国後は放送界でのキャリアと海外経験、語学力を生かして海外メディアの日本取材のコーディネーター、インタビューアー、プロデューサーとして現在にいたる。
BBC、ITV、Ch4(以上英国)NBC、ABC、CNN、PBC 各局(以上アメリカ)ARD、ZDF(以上ドイツ)など、海外の主要なテレビ局取材チームのスタッフとしてあらゆる場面で日本を海外に報道する仕事の最前線に立ち合ってきた。
その傍ら「戦争犯罪」「戦争責任」の問題を一貫して追い続け、『悪魔の飽食』以降の 731 部隊を巡る日本・アメリカ・中国の動きを 2002 年『生物戦部隊731~アメリカが免罪した日本軍の戦争犯罪~』(草の根出版)としてまとめた。また、731部隊を追うきっかけとなった英国 ITVのドキュメンタリーから生まれた本「Unit731~Japanese Army’s Secret of Secrets」を翻訳、「七三一部隊の生物兵器とアメリカ ~バイオテロの系譜~」(かもがわ出版)として 2003 年出版した。近年は POW 研究会の一員として連合軍捕虜収容所の調査にも取り組んでいる。日本外国特派員協会会員、ユニオン出版ネットワーク会員。
一般演題(15:25~17:00)
「医療倫理教育の前進のために」
京都民医連中央病院院長・吉中 丈史
戦医研第五次訪中調査(2007年8月26日~9月5日)報告
戦医研第五次訪中調査(2007年8月26日~9月5日)報告